採用の時に3つの気をつけてたいこと
採用の時に気をつけたい3つのこと
1 採用したい人物像を具体的に明確化する
これは採用をするときに最も大事なことです。
採用する理由はいろいろあるかと思います。例えば「経理担当の〇〇さんが退職する」、「業容拡大に伴い
営業の人数を増やしたい」等。ここで大事なのは採用した人を今後どうし
ていきたいか(例「将来の幹部として育てたい」「IT化までの当面の業務に対応する」)です。これが明確でないと採用のミスマッチが起きてしまいます。
その上で採用したい人物像を具体的にしていきます。採用に関わる人たちが具体的にイメージでき、人によるブレを極力少なくすることが肝要です。「当社の社風に合う人」「明るく元気な人」だけでは個人の感じ方で変わってしまいます。
一例として経理担当の採用の場合で見ると
将来の幹部候補生採用の場合は「40代前半 妻と子供2人 経理一筋実務もできるエキスパート、普段は寡黙だが一過言をもっている、面倒見がいい」 一般社員の採用の場合は「30代後半 夫と子供2人 経理の経験は2年程度 育児も仕事も精力的にこなすパワフルウーマン」など人物がイメージできるよう、ペルソナを極力具体的に設定することです。「そんなに都合よく設定した人物像の人が応募するとは思えず無駄ではないか」と思われる方もあるかと思いますが、関係者で話し合ってイメージをつくっていくことは非常に重要です。
とは言え、現実には様々な方が応募されるかと思います。ここで「絶対に譲れないこと」「状況によっては譲っていいこと」明確にしておきます。
先程の経理一般担当の例で言えば
譲れないこと きちんとした性格であること、
他のメンバーとうまくやっていけるコミュニケーション能力
譲っても良いこと 経理経験(←入社後教える)
かもしれません。
まとめますと
① どういう目的で採用するのか
② 採用したい人のイメージを可能な限り具体化する
③ 採用で「譲れないところ・譲れるところ」を明確にしておく
2 応募者目線で募集要項を
募集要項は採用したいと思う応募者が興味を引き、心に刺さる言葉で記載することが重要です。時間をかけて会社の事業、強み、労働条件を確認し、どう表現するかを考えていきましょう。
大事なことは
① どういう会社でどこを目指しているのか
② 応募者が具体的な仕事がイメージできるか
③ 将来どういう仕事ができるのか、
④ 処遇や研修制度等の具体的に、
⑤ 会社の雰囲気なども事例を交えて
(働いている社員の思いを掲載するのも効果的です)
などを応募者に、しっかり伝わるように記載することです。
3 選ばれているという意識を
採用というとこちらが応募者を選抜するということに意識になりがちですが、実は応募者から会社も選抜されています。応募者はいろいろな会社を見てきて比較もするでしょうし、採用に至らなかったとしても受けた印象は、家族や他の人に伝えられるでしょう。何よりこちらが採用したいと思った人材に入社したいと思ってもらわなければいけません。
下記の点にも気をつけましょう。
① 会社の経営理念・思いは社長または役員自ら伝える
② 最初に応募者に接触する人は優秀な人を当てる
通常は人事担当→人事担当管理職→社長・役員の順で対応することが多いと思います
が、応募者が最初にあった人で会社の印象が決まってしまいます。素晴らしいな思える人を当てましょう。
③ 社内の整理整頓・清掃
④ 社員全員で迎える
応募者にとっては、訪社時に最初に出会った社員の印象も大きく影響します。
社員全員で心をこめてお出迎えしましょう。
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